アートを創り、アートな暮らしをする、アートな人でありたい。ナカムラヒトミのブログです。
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ギャラリー檜「GALLERY HINOKI ART FAIR ⅩⅥI」、無事終了いたしました。
観に来てくださった皆様、遠くで近くで応援してくださった皆様、そしてスローペースでの活動にも関わらずお声がけくださったギャラリー檜の皆様、本当にありがとうございました。
もう少し作品を描きためて、次はもっと多くの作品を観ていただけるような展示をしたいと思います。
今回の出展作品をご紹介します。
どの画像も、クリックするとすこし大きくなります。

この絵のタイトルは「標(しるべ)」といいます。
ちなみに、(しるべ)は読みがなです。ルビが振れないので括弧書きにしました。
先日あるお仕事で深い青色を塗る機会があって(そのお仕事のことは後日ご紹介します)、その時にあらためて「深い青っていいな」と思ったのが、今回の絵の最初のきっかけです。
深い深い青色から、深い深い赤色に到るグラデーションをつくりたいと思いました。
青と赤という2つの色は、自分のなかではセットのようになっています。
展示を始めたかなり初期の頃から、いつか「赤と青」というテーマで個展をやりたいとずっと思っているくらい気になっている2色です。
グラデーションに乗せて描いたのは、地面に横たえられた花です。
今回初めて意識して、切り花を描きました。
いつも私が描く花は葉っぱがなくても根っこがなくても枯れたりしない花ですが、この切り花は、そのうち枯れる花です。
絵の展示を始めてもう10年も経ちました。
いま私は、10年前の私が想像していたのとは全く違う未来を生きています。
昔のままには行かないことも増え、枯れていく一方の切り花のように思えることも、時にあります。
でもだからといって別に、私の人生がそこで終わる訳でもありません。
生きている限り、その日々を養分に、また新しい芽を出すようにして何かをつくっていくのだと思います。
そんなことを考えていたら、枯れるはずの切り花からはまた全く別の新しい植物が芽吹きました。
この新芽がいつか咲かせる花は、ここに描かれている花とは全く違う色かたちになるでしょう。
そんな絵です。
この絵を仕上げる直前に、京都に旅してきました。
宇治の平等院鳳凰堂で見た「宝相花文様」という花柄模様がとても美しく、草花の造形や細かい部分のグラデーションの出し方など、とても参考になりました。
平安時代の職人さんたちの仕事に思いを馳せながら描きました。苦手だった小筆もうまく動いたように思います。
展示では、世界堂の店員さんに額を見立てていただき、真っ白なフラットの額で額装して出展しました。
自分では全く思いつきもしなかったタイプの額でしたが、これなら絵の色合いをぐっと引き立たせてくれます。
素晴らしい提案をしてくださった世界堂本店の店員さんに感謝です。
キャンバスにアクリルガッシュ 158×227mm(SM) 2015年7月
観に来てくださった皆様、遠くで近くで応援してくださった皆様、そしてスローペースでの活動にも関わらずお声がけくださったギャラリー檜の皆様、本当にありがとうございました。
もう少し作品を描きためて、次はもっと多くの作品を観ていただけるような展示をしたいと思います。
今回の出展作品をご紹介します。
どの画像も、クリックするとすこし大きくなります。
この絵のタイトルは「標(しるべ)」といいます。
ちなみに、(しるべ)は読みがなです。ルビが振れないので括弧書きにしました。
先日あるお仕事で深い青色を塗る機会があって(そのお仕事のことは後日ご紹介します)、その時にあらためて「深い青っていいな」と思ったのが、今回の絵の最初のきっかけです。
深い深い青色から、深い深い赤色に到るグラデーションをつくりたいと思いました。
青と赤という2つの色は、自分のなかではセットのようになっています。
展示を始めたかなり初期の頃から、いつか「赤と青」というテーマで個展をやりたいとずっと思っているくらい気になっている2色です。
グラデーションに乗せて描いたのは、地面に横たえられた花です。
今回初めて意識して、切り花を描きました。
いつも私が描く花は葉っぱがなくても根っこがなくても枯れたりしない花ですが、この切り花は、そのうち枯れる花です。
絵の展示を始めてもう10年も経ちました。
いま私は、10年前の私が想像していたのとは全く違う未来を生きています。
昔のままには行かないことも増え、枯れていく一方の切り花のように思えることも、時にあります。
でもだからといって別に、私の人生がそこで終わる訳でもありません。
生きている限り、その日々を養分に、また新しい芽を出すようにして何かをつくっていくのだと思います。
そんなことを考えていたら、枯れるはずの切り花からはまた全く別の新しい植物が芽吹きました。
この新芽がいつか咲かせる花は、ここに描かれている花とは全く違う色かたちになるでしょう。
そんな絵です。
この絵を仕上げる直前に、京都に旅してきました。
宇治の平等院鳳凰堂で見た「宝相花文様」という花柄模様がとても美しく、草花の造形や細かい部分のグラデーションの出し方など、とても参考になりました。
平安時代の職人さんたちの仕事に思いを馳せながら描きました。苦手だった小筆もうまく動いたように思います。
展示では、世界堂の店員さんに額を見立てていただき、真っ白なフラットの額で額装して出展しました。
自分では全く思いつきもしなかったタイプの額でしたが、これなら絵の色合いをぐっと引き立たせてくれます。
素晴らしい提案をしてくださった世界堂本店の店員さんに感謝です。
キャンバスにアクリルガッシュ 158×227mm(SM) 2015年7月
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プロフィール
HN:
ナカムラヒトミ
HP:
性別:
女性
職業:
アーティスト(Atelier Nasoli)
趣味:
ART、音楽、おいしいもの
自己紹介:
2005年より、作品の発表と販売を行っています。
花の絵や、グラデーションを描くのが好きです。画材はキャンバスや木パネルにアクリル絵の具をよく使います。絵の他にも、デザインしたり、オブジェをつくったり、お話を書くこともあります。日々新しい表現を模索中です。観る人の目と心をとらえる作品を創りたいです。
作品、展示についてのお問い合わせ等はこちらへ!(☆を@に換えてください)
trueeyes128☆yahoo.co.jp
<今後の活動予定>
☆今後の展示の予定は未定です。決まり次第お知らせいたします。
!caution!
・当ブログ内の作品画像等コンテンツの無断転載はご遠慮ください。
・セールス目的のコメント等、明らかに当ブログの内容と関わりがないと思われるものや、誹謗中傷など見る方に不快感を与えるものは、こちらの判断で削除させて頂くことがございます。ご了承下さい。
花の絵や、グラデーションを描くのが好きです。画材はキャンバスや木パネルにアクリル絵の具をよく使います。絵の他にも、デザインしたり、オブジェをつくったり、お話を書くこともあります。日々新しい表現を模索中です。観る人の目と心をとらえる作品を創りたいです。
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